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スーパー耐久 2018 Rd.6 岡山

ARS Staff

PIRELLIスーパー耐久シリーズ2018 第6戦

スーパー耐久レース in 岡山

A DRIVER

浅野 武夫

B DRIVER

井上 雅貴

C DRIVER

芝 叔和

D DRIVER

藤原 大暉

11/3 予選

11/4 決勝

順位

8位

5位

結果詳細

浅野 23周

井上 43周

芝  33周

藤原 (未出走)

【フリー走行・予選】



今期のWedsSport86は、第3戦富士24時間レースで表彰台争いを繰り広げたものの、表彰台獲得はならずシリーズランキングも6位で最終戦を迎えた。マシンの調子はここの所上向きではあるものの、決勝レースペースでは上位と差が見られた。チームは表彰台獲得を目指し、金曜日のフリー走行でWedsSport86へ細かなセッティング変更を施した。予選では、浅野が前を行くマシンに若干引っかかったものの1分45秒220をマーク、Bドライバーの井上も満足の行くアタックではなかったものの1分45秒250をマークし、AB合算の予選順位は8位。チームはC・Dドライバー予選で、燃料・タイヤ共に決勝レースを想定した状態で走行を行ない、芝、藤原のコメントを元に決勝のセッティングを決定し決勝レースに備えた。


【決勝】

今回のレースは3時間で、義務ピットイン回数は2回。ピット戦略は時間均等割りで、ドライバーは芝→浅野→井上の順。芝のWedsSport86はスタートし、1周目に26号車、27号車、2周目に116号車にオーバーテイクされ、10位になる。116号車を追跡し、26号車まで7秒差で走行。33周目のピットインで浅野へ交代、給油のみでマシンをコースへ送り出し、7位で復帰。タイヤ4本交換作戦のため、決勝レースを残り1時間15分で井上に交代する作戦を選んだ。


浅野は23周を走行し、井上に交代。井上はピット作業のトラブルに若干のタイムロスがあったものの、8位でコースに復帰。実質のライバルは20秒程先を行く884号車86。井上は差を詰めて6位に浮上。41号車S2000がトラブルの為ピットインし、井上駆るWedsSport86は5位までポジションアップ。井上は追い上げ、スタートから94周目には差3.8秒まで迫る。96周目には1.3秒差にまで迫るが、残り時間は約4分。884号車86がポテンシャルを一気に使ってスパートをかけるも1.248秒差が縮まらなかった。WedsSport86は99周を走りきり、5位でチェッカーを受けた。


【チーム監督コメント】

浅野 真吾


「最終戦のマシンセッティングは細かな所まで煮詰める事が出来ました。決勝結果は5位でしたが来年につながる走りが出来たと思います。シリーズランキング6位と良い結果が出せず、ご協力頂いたスポンサー様方には申し訳ない気持ちです。来年は更に上位にいけるよう全力を尽くします。多くのご協力、ご声援本当にありがとうございました。」



【ドライバーコメント】

浅野 武夫

「最終戦の岡山に向け細かいチェックとパーツ交換を行い、トラブルフリーを目指してセットアップに専念しました。 予選での車のバランスは良かったのですが、アタックポジションが悪かったために若干タイムロスが有り、まだまだの結果と感じています。決勝に関してはチームに少し貢献出来たかなと思います。終わってみれば結果は5位で、これまでのレースを振り返ればまずまずの結果と言えますが、まだまだ十分伸びしろの有る事が確認出来ました。今年一年間沢山の応援と支援をありがとうございました。これからもよろしくお願いします。」



井上 雅貴

「あっという間に最終戦という気持ちでレースウィークを迎えた第6戦の岡山ラウンド。

ポイントランキングも昨年は12位でしたが、今年は6位で最終戦を迎えることができ、とても気の引き締まる思いでした。

金曜日の練習走行ではNEWタイヤを装着した想定の元、いつもより細かいところまでマシンセットアップを追求しましたが、Bドライバー予選では私のミスでST5クラスの混雑に巻き込まれてしまい、思うようなアタックができませんでした。

前回の茂木に引き続き2回目の予選ミスに自分に腹が立つほど悔しく、決勝前まで変な緊張をしていた私ですが、スタートドライバーの芝選手が第1スティントを頑張ってくれて、タイヤ無交換で第2スティントを走った浅野選手が他のチームとほとんど変わらないタイムで周回してくれたことで、気持ちを「攻め」モードに切り替えることができました。

私がピットアウトすると前を走る26号車と884号車のタイム差とラップタイムが無線で入り、監督は「お前いけるぞ~!」と言ってくれました。

最近ではタイヤ無交換でロングスティントを任されていたので、速く走りながらも前後の車の差を考えながらタイヤをセーブしたりとレース中に考えることが多かったのですが、今回は前の車を追いかけることだけに集中しました。

ある程度タイヤのパフォーマンスが落ちてもラップタイムは884号車よりも速く走ることができると確信していたので、タイヤは全くセーブせずに酷使し続けました。

しかし前を走る884号車とは約1秒を残して5位でチェッカーを受けました。

追い上げている最中、チームの状況や監督の表情がわかるほどチームが1つになっていただけに、抜くことができなかったのは悔しかったですが、GTドライバーを相手にしっかり追い上げられたことは私の自信につながりました。

私としては浅野レーシングサービスでスーパー耐久に参戦するのは3年目、シリーズ参戦するようになり2年が経ちました。

初めて私が乗った時は一桁の順位でフィニッシュできれば良かった状況が昨年は一桁が当たり前。

でもそれ以上の順位を獲得するために沢山の壁に当たりました。

今年は表彰台が見え隠れするポジションで走れるほど成長できました。

来年は私が”レースの節目”と考えている3年目です。できれば来年も浅野レーシングサービスでスーパー耐久シリーズに参戦したいと考えており、オフシーズンの準備を全力で行なってまいります。

来年は絶対に優勝争いをします!

皆さまも引き続き「浅野レーシングサービス」並びに私「井上雅貴」の応援を宜しくお願い致します。

本年もたくさんの応援、ありがとうございました。


芝 叔和

「最終戦の岡山は、地元の中国地方ということもあり、個人的に並々ならない思い入れがありました。

また、今年、ドライブさせて頂いたレースで、テストも含め、唯一、すべてドライで乗れたレースだったこともあり、チームとしてもセットアップの方向性を一貫した流れで進められたと思います。

そのお陰で、自分も含め、ドライバー全員が同じレベルのタイムで走れる車に仕上がりました。

予選こそトラフィックに引っかかってしまいベストを出せませんでしたが、車の出来は上々であることは感じることができました。

その中で、自身初のスタートドライバーの大役を任され、緊張、責任の重圧もありましたが、ワクワク感のほうが遥かに上回っていました。

実際、スタート時は、心地よい緊張感の中で、スプリントレースのようなテンションでスタートが切れたのですが、1周目のダブルヘアピン進入で、27号車にパッシングされたことで、連続して26号車にも、そのままメインストレートでスピードが伸びないまま116号車にまでかわされてしまったことは、非常に悔やまれます。

その後、裏ストレートエンドのヘアピンで、再度、116号車に並びかけましたが、立ち上がりの加速が優れているS2000をかわし切るとこまではいかず、テールトゥーノーズのままで周回を重ねることになりました。

ただ、ペース的には決して悪くなく、8番手スタートから浅野選手にバトンタッチするまでに6番手に順位を上げることが出来ました。

最終的にチームとしては、浅野選手の見事な走りと井上選手の激走で、さらにポジションを上げ5位でチェッカーを受けることができました。

4位の884号車を1秒ちょっとまで追い詰めたことを思うと、今シーズンの中で、自分としては、ベストレースだったのではないかと思います。

ここまで応援して頂いたスポンサー様、スタッフの方、友人、家族には、感謝の気持ちしかなく、本当に有難う御座いました。

シーズン通して目指していた、表彰台には届きませんでしたので、皆さまには申し訳ない気持ちで一杯ですが、間違いなく飛躍したシーズンだったと思います。

来年こそはという気持ちで、引き続き、熱い応援を宜しくお願いいたします。

1年間、本当に有難う御座いました。」


藤原 大暉

「今回決勝は乗ることが出来ませんでしたがこの1年間の成長を金・土の走行枠で感じることが出来ました。これからもチームに貢献出来るような選手になりたいです。ありがとうございました。」


チーム体制







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浅野レーシングサービスは、浅野自動車商会(茨城県・桜川市)を母体とするレーシングチームです。
これまで主に国内ツーリングカーレースを中心に活動を行っており、完全なプライベーターながら様々なレースシリーズで年間チャンピオンを獲得したほか、数多くのレースで優勝・表彰台を勝ち取って参りました。

 

その一方で、メカニック等は所属ドライバーはもちろんのこと親族も務める、家族的な側面もあります。
代表の浅野武夫はレーシングドライバーとして活躍し続けているばかりか、マシン製作・メンテナンスも担当。そのスタイルを1975年より現在に至るまで、40年以上貫いています。

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