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スーパー耐久 2018 Rd.4 オートポリス

ARS Staff

更新日:2023年2月25日

PIRELLIスーパー耐久シリーズ018 第4戦

TKU スーパー耐久レース in オートポリス



A DRIVER

浅野 武夫

B DRIVER

井上 雅貴

C DRIVER

芝 叔和

D DRIVER

西村 和則

7/14 予選

7/15 決勝

順位

10位

7位

結果詳細

浅野 2.09.972

井上 2.07.461

浅野 32周

井上 45周

芝  17周

西村 35周

【フリー走行・予選】

スーパー耐久レースシリーズ2018年前半戦が終了した。富士24時間レースで表彰台争いを経験し、WedsSports86は新型エアロパーツと新型ホイールを装着。オートポリスでの決勝レースに向けてマシン戦闘力を高めた。

タイヤ磨耗を改善し、ファイナルギア、サスペンション、エンジンコンピューターを調整することで、決勝レースペースを維持する戦略をとった。

予選では、Aドライバー浅野がトラフィックに引っかかって10番手になったが、Bドライバー井上が最初のラップで6番手に滑り込んだ。チームはマシンセッティングを微調整して決勝レースに備えた。


【決勝】

今回のレース時間は5時間で義務ピットイン回数は3回。ピット戦略は西村→浅野→芝→井上の順に時間均等割りを基本とした。一方Gr1とGr2の混走によるセーフティカーラン(SC)、フルコースイエロー(FCY)発生確率が高いと判断し、ピットインタイミングと作業内容は状況に応じて変更することにした。

レーススタート後、西村駆るWedsSport86は9位にポジションアップし、浅野はフロントタイヤのみ交換して6位まで順位を上げた。しかし、芝が走行中にエンジントラブルが発生。

想定外のピットインとエンジントラブルにチラつくリタイアの文字。しかし、チームはCPUリセット等の対策をして再度86をコースに送り出す。

結果、失ったタイムは12分。芝はコンスタントに走り、9位まで順位を戻した。芝から井上に交代し、2分9秒591のベストタイムをマークする。

タイヤマネージメントをしながら走行を重ね、最終的に7位でチェッカーを受ける。WedsSport86はトータル5時間130周で完走した。



【チーム監督コメント】

浅野 真吾

「フリー走行から決勝レースとセッティングに苦労したレースウィークになりました。

気温・路温の高さに加え路面コンディションの悪さによりタイヤの摩耗が激しく、決勝レースで上位チームについて行くのが厳しい、課題が残るレースになりました。

スポンサー様に良い結果がご報告できず残念です。次戦はホームサーキットでもある、ツインリンクもてぎです。

チーム一丸となり精一杯頑張ります。」



【ドライバーコメント】



浅野 武夫

「今年のタイヤに合わせるのに少し手間取ってしまった感があり、予選では思い通りの走りが出来ずに残念でした。

決勝は車の動きは良く、気温が高いので労りながら攻めて、バトンを渡す事ができました。

暑さの為かトラブルも有り上位に行けず残念ですが、これからも頑張って行きますので応援よろしくお願いします。」



井上 雅貴

「皆様の応援によりシリーズランキングを6位で2018年シーズンを折り返すことができました。ありがとうございます。

今回のオートポリス大会では株式会社Weds様の新モデルホイール「WedsSport TC-105X」を投入した上、株式会社ings様の後期型フロントバンパーも投入しました。特にTC-105Xは従来のモデルよりドライバーへのインフォメーションがより具体的に伝わる印象を受け、路面温度が約50℃まで上がった今回のオートポリス大会では刻々と変化する路面状況を正確に捉えることができたと考えています。

レースウィークは木曜日からサーキット入りをして、NEWタイヤを履いた時の状態を想定しながら様々なセッティングの調整を行いました。私としてはレース本戦時の気温上昇を視野に入れ、速く走らせることよりも環境の変化によるタイムのバラつきを抑えるために、ラップタイムを安定させることに徹しました。公式予選ではAドライバーの武夫選手が攻めの走りをしてくれたものの、クリアラップが取れずタイムが伸びませんでした。Bドライバー予選ではクリアラップを取るためにコースインのタイミングをずらしましたが予想以上に路面温度が上昇してしまい、2’07.4に留まる結果となりました。

目標が2分7秒前半でしたので目標達成ができたのですが、私自身あまり納得いく結果ではありませんでした。C、Dドライバー予選では芝選手、西村選手のお陰でレースのシミュレーションができ、良い流れで決勝を迎えることができたと思います。

決勝ではトラブルがあったものの、想定通り路面温度が上昇する中、1時間40分のスティントでタイヤを温存しながら攻め続け、上位陣と同じような速いタイムで周回することができましたが、クラス7位という結果になってしまいました。

今回は「暑さ」に翻弄されてしまったことがクラス7位の原因だと思っています。

しかしながら、他チームではマシントラブルも多く出る中完走できたことはチームの皆様のお陰だと思っております。

次戦のツインリンクもてぎはチームのホームコースでもあるため、しっかり結果を残したいです。

今後とも今年の夏の暑さに負けないほどの”熱い”応援を宜しくお願い致します。」


芝 叔和

「オートポリスは、初めて走るコースだったので、コース入りした木曜日は、まずコースを把握する為に完熟走行に徹しました。この時点で、テンポが重要なコースで『このコースは好きなコースだな』と感じていましたので、いい結果が出せるのではないかと思っていました。

金曜日から、本格的なコース攻略とマシンのセットアップを進め、十分、他車と勝負できるマシンになりました。

土曜の予選では、決勝を想定した燃料満タン状態のマシンをテストし、万全の体制で決勝に臨みました。

迎えた決勝では、スタート含め大きな混乱もなく、Dドラの西村選手からAドラの武夫さんと順調に繋いでいく中で、自分のスティントのタイミングで、若干作戦変更があり、タイヤ無交換で出ました。そこまでは想定内だったのですが、まさかのエンジン不調で、2度の緊急ピットインを余儀なくされ、ポジションダウンとってしまいました。リタイアの文字が頭を過る中、メカニックの懸命な対応により何とか復調し、スピードを取り戻すことができ、無事、Bドラの井上選手にマシンを渡すことが出来ましたが、あまりにも悔しいレースとなってしまいました。

猛暑の中でのレースでしたので、各チーム、トラブルとの戦いでしたが、今回の発生したトラブルはしっかり原因究明して、次戦に繋げたいと思います。

応援してくださった皆様、有難う御座いました。次戦のもてぎは、チームのホームコースでもありますので、引き続き、応援宜しくお願い致します。」


西村 和則

「今回も富士24時間に続き、自分がスタートドライバーを担当させて頂きました。予選10番グリッドから上位を狙っていきましたが、予想以上の路面温度上昇によるタイヤのグリップダウンでレースペースタイムを上げる事に苦戦してしまい、自分への悔しさと反省が残るレースとなりました。

ドライバーとして、今シーズンのスーパー耐久への参戦はこれで終了になりますが、残りのもてぎ、岡山戦には引き続きチームに帯同して、全力でサポートしていきます。


チーム体制






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浅野レーシングサービスは、浅野自動車商会(茨城県・桜川市)を母体とするレーシングチームです。
これまで主に国内ツーリングカーレースを中心に活動を行っており、完全なプライベーターながら様々なレースシリーズで年間チャンピオンを獲得したほか、数多くのレースで優勝・表彰台を勝ち取って参りました。

 

その一方で、メカニック等は所属ドライバーはもちろんのこと親族も務める、家族的な側面もあります。
代表の浅野武夫はレーシングドライバーとして活躍し続けているばかりか、マシン製作・メンテナンスも担当。そのスタイルを1975年より現在に至るまで、40年以上貫いています。

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