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スーパー耐久シリーズ2023 Rd.5 もてぎ

ARS Staff

A DRIVER 

浅野 武夫 

B DRIVER 

伊藤 慎之典

C DRIVER 

普勝 崚




9/2 予選

9/3 決勝

順位

7位

6位

結果詳細

​浅野 2.16.438

伊藤 2.14.617

​浅野 34周

伊藤 54周

普勝 36周

【フリー走行・予選】

2023シーズンも折り返しを迎えたスーパー耐久シリーズ。第5戦はチームの地元もてぎにて開催された。第4戦AUTOPOLISはST-4クラスの参戦が無く、第5戦もてぎまでは約2ヶ月のインターバルとなった。浅野は事前テストで異なるサスペンションセッティングを試し、定期メンテンスを行ってWedsSport86をサーキットへと持ち込んだ。


木曜日の占有走行ではセッティングを微調整。金曜日はさらに別のアイテムでマシンを調整。気温と路温が高く、マシンのグリップが思うように得られなかったが、決勝に向けてのマシンセットアップにはまずまずの手ごたえを得た。今回のCドライバーは約1年ぶりに参戦する普勝だが、走り始めからのペースも良く、チームは予選・決勝に向けてタイヤ内圧の設定を試しつつ、前回ミスの出ているピット滞在時間とピットワークの確認を行い、予選日に備えた。

予選日は気温30℃以上、路温40℃以上で、予選アタックは2周が限界という厳しいコンディション。Aドライバー予選で浅野はアタック1周目の2分16秒436でクラス7番手なった。Bドライバーの伊藤は1周目に2分14秒617をマーク。2周目はタイヤのタレもあり、2分14秒991となりクラス6番手、AB合算の予選順位は7番手となった。Cドライバー予選では普勝が2分16秒984をマークしてクラス6番手。

【決勝】

決勝は予報通り、酷暑のドライコンディションでのレースとなった。レース時間は5時間。義務ピットイン回数は2回。給油は容量20Lの指定給油ボトルを使用する。1回のピットストップでの最大給油量は3本60Lまで、1回のピットストップで2本以上入れる場合は100秒のピットストップが課せられる。また、Aドライバーの最低運転時間は75分以上。今回のチーム基本戦略はAドライバーでスタートし、ボトル3本給油を2回、1本給油を1回とし、FCYが出そうなタイミングやSCのタイミングでピットストップをこなす作戦を採用した。

スタートドライバーの浅野は7位でスタート。2周目に884号車がAドライバーのハンディキャップ消化の為ピットインしてドライブスルーをこなしたため、6位へとポジションアップした。浅野は想定通りの2分17秒~19秒台でコンスタントに周回し、前を行く66号車ロードスターRFと60号車86を追う。15周目には66号車と約1.5秒差まで差を詰めるが、18周目、浅野はダウンヒルストレートから続く90度コーナー侵入でスピンを喫し、約20秒の遅れをとってしまう。その後、35周目にピットインして伊藤へ交代、タイヤ4本交換とボトル給油2本でピットアウトした。

伊藤は8位でコース復帰すると2分17秒~18秒で周回。伊藤の走行中にチームが実際の給油量を計算すると、予定していたボトル3本の半分程度しか給油できていない事が判明する。想定外の事態にチーム戦略を変更、2スティントを予定していしている伊藤は48周目にピットインし普勝へと交代、ボトル給油1本でピットアウトした。満タンまで燃料が入らなくなってしまうトラブルに見舞われたチームはボトル1本給油でつなぎ、なるべくマシンが軽い状態で普勝を走らせ、2回目のタイヤ交換時に予定通り給油できる事にかけた。

普勝は2分18秒~19秒台で周回を重ねると70周目にピットインしてボトル給油1本でピットアウト。普78周目3号車86、80周目216号車86がミッショントラブルでピットインしたため普勝は6位になると、85周目にピットインして伊藤へ交代、タイヤ4本交換とボトル給油2本でピットアウトした。伊藤は6位でコース復帰し2分18秒~19秒で周回したが、ここでも燃料は予定通り入らず、102周目と112周目にピットインしてボトル1本ずつ給油をせざるを得なかった。そして、16時16分、WedsSport GR86は124周を走り、5位の60号車とおよそ1周差の6位でチェッカーを受けた。





チーム監督コメント

浅野 真吾


「ホームコースでもあるもてぎ大会。同じミスを繰り返さないようピット作業を含めチームのミスでレースを落とさないよう気をつけていました。

Aドライバーは前とのギャップを縮めながらコンスタントにレースを運んでくれましたし、Bドライバー、Cドライバーもしっかり自分の仕事をこなしてくれました。ただクールスーツのトラブルがあり、つらいドライビングをさせてしまい申し訳なく思います。さらに燃料系のトラブルも出てしまい、悔しい結果になりました。応援してくださった方々には申し訳ない気持ちでいっぱいです。残り2戦、また表彰台に登れるよう頑張ります。応援ありがとうございました。」

ドライバーコメント

浅野 武夫

「もてぎは暑い日が続き、車に負担がかかるレースでした。

予選は前回SUGOの反省から2周アタックしましたが、ポジションが上手く取れずに不満の残る結果でした。決勝はスタートから車の感触が良く頑張っていましたが、少しずつクールスーツの効きが悪くなり暑さからがまんの走りとなり、満足いくものには成りませでした。

次回岡山では後悔の無いレースにしたいと思っていますので 応援の程よろしくお願いします。」

伊藤 慎之典

「今回もAドライバーの浅野選手と共にセッティングを仕上げて行きました。

金曜の午後には燃料搭載量を変えてのテストもでき、感触も良く順調に車をセットアップ出来ました。予選では新品タイヤの限界をしっかりと使い切り手応えありでしたが上位を見るとタイムはまだまだでした。決勝ではショートとロングの2スティントでしたが前半のショートの際は思ったようにタイムを上げられず、後半のロングの時はラップタイムを上げようとしてタイヤマネジメントが疎かになり、かなり滑る状態になっていました。さらに給油のトラブルを発生してしまい勝負権を失ってしまいました。

次戦の岡山は3時間レースでありスピード勝負になると思うので、今回の反省をふまえて勝負します。あまり経験のないサーキットになりますがしっかり準備して挑みます。18号車の応援よろしくお願いします。」

普勝 崚

「この度Cドライバーでスポット参戦となりました。今年初のスーパー耐久でしたので変更になったブリヂストンタイヤの感触を確認する事を重視して週末を過ごしました。予選ではまだこのタイヤへの理解が足りていませんでしたが自己ベストを出す事が出来ました。決勝ではスタートドライバーの浅野選手がライバルと僅差で走行できていましたが、伊藤選手に交代した際、燃料系のトラブルが発生し、予定外のタイミングで私にチェンジしました。私のスティントでも周回を重ねられていましたが、トラブルを解決することができずライバルより多くのピット回数を余儀なくされ順位を落としてしまいました。

結果としては残念ではありましたが、チームにとっても自分にとっても好材料はありました。

残り2戦に向けてより強く速く戦えると思います。今回も18号車への応援ありがとうございました!」


チーム体制
















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浅野レーシングサービスは、浅野自動車商会(茨城県・桜川市)を母体とするレーシングチームです。
これまで主に国内ツーリングカーレースを中心に活動を行っており、完全なプライベーターながら様々なレースシリーズで年間チャンピオンを獲得したほか、数多くのレースで優勝・表彰台を勝ち取って参りました。

 

その一方で、メカニック等は所属ドライバーはもちろんのこと親族も務める、家族的な側面もあります。
代表の浅野武夫はレーシングドライバーとして活躍し続けているばかりか、マシン製作・メンテナンスも担当。そのスタイルを1975年より現在に至るまで、40年以上貫いています。

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