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スーパー耐久シリーズ2021 Rd.1 もてぎ

ARS Staff

PIRELLIスーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook

第1戦 もてぎ スーパー耐久 5Hours Race


A DRIVER

浅野 武夫

B DRIVER

藤原 大暉

C DRIVER

普勝 崚

D DRIVER

藤原 正俊

3/20 予選

3/21 決勝

順位

3位

3位

結果詳細

浅野 2.13.938

藤原(大) 2.12.142

浅野 未出走

藤原(大) 31周

土屋 8周

藤原(正) 30周

【フリー走行・予選】



2020年シーズンは2度の表彰台とシリーズランキング3位を獲得したWedsSport86。2月27日のTEST DAYで今シーズンからの指定となるHANKOOKタイヤをテスト、内圧調整やタイヤに合わせたサスペンションセッティングを煮詰めて第1戦もてぎRdを迎えた。

しかし木曜日の特別スポーツ走行ではエンジン不調が発生し、トラブルシューティングに追われることとなる。金曜日の占有走行1回目ではブレーキトラブルが発生し、なかなかマシンセッティングを進める事ができない。

占有走行2回目でチームはサスペンションセットを変更。またタイヤ内圧はさまざまな数値を試し、予選・決勝に向けてのデータ収集を行った。決勝レースはほぼ間違いなく雨模様。チームはウエットコンディションを想定したマシンセッティングを進めた。

Aドライバー予選で浅野武夫は1周のアタックで2分13秒938をマーク、そのままのタイヤでBドライバーの藤原大暉は2分12秒142をマークし、A、Bタイム合算でのグリッドは3番手となった。Cドライバー予選に臨んだ普勝崚は2分13秒台をマーク、また,藤原大暉の父である、藤原正俊もDドライバー予選で安定して周回を重ねた。

マシンの戦闘力は昨年より若干向上している状況が見られた。ウエットコンディションが予想される決勝レースで追いあげを果たすべく、チームは新メンバーの加入したピットワークの確認やマシンメンテナンスを進め翌日に備えた。


【決勝】

レースは5時間、義務ピットイン回数は3回。天候は予想通りの雨模様となった。今回の作戦は時間均等割りとし、回給油としてなるべく燃料搭載量を抑えつつ、ピットイン毎にタイヤの状況を確認し、少なくとも2回目のピットイン時にはタイヤ4輪交換を実施する事とした。


スタートドライバーの藤原大暉は慎重にタイヤを温め、4周目にSC解除となると2分22秒台で前を行く884号車86を追う。しかし10周目、エキゾーストパイプのトラブルで、2分26秒~27秒台ペースダウン。雨量は時折少なくなるものの、ウエットコンディションは変わらない。

藤原大暉のピット時にチームは給油とタイヤの状態を確認、摩耗に問題はなくマシンはそのまま3位でコース復帰した。

父の藤原正俊のスティント中に雨量が多くなり、コース上にはいくつもの川ができた。特に最終のビクトリーコーナー手前が非常にスリッピーで、藤原正俊が走り出して5周目、TOTAL36周目にビクトリーコーナー手前で川に乗ってスピン。コースアウトしグラベルストップとなってしまった。

幸いマシンにダメージはなく、4分程のロスタイムでレースに復帰した。途中、SC導入を挟んで再びビクトリーコーナー手前で大きくスピンするものの今度はコース上に留まる。


藤原正俊はTOTAL61周目のSC中にピットイン、普勝崚へ交代。タイヤ4本交換してマシンは3位でピットアウトした。コースは酷いダンプコンディションのままレースはSC走行が続き、9周目、TOTAL70周目の15時25分に赤旗中断、そして16時00分、WedsSport86は3位のまま、2021年の開幕戦はレース終了となった。

【チーム監督コメント】

浅野 真吾


「開幕戦から決勝赤旗終了。

強い雨の中、ドライバーはしっかり最後まで無事に走ってくれました。

その結果、完走し3位表彰台を獲得出来たのは嬉しく思います。

ただ、改善点があるレースにもなったので、しっかり修正し、次戦SUGOはさらに上を目指し頑張ります!

ご声援ありがとうございました。」


【ドライバーコメント】


浅野 武夫

「やっと今年のレースが始まりました。週末は雨の予報なので、占有走行と予選は車のバランスを取る事に重きを置きました。HANKOOKのレインタイヤはまだ使った事が無いので感触がつかめておらず、どの様に走るか考えていたのですが、途中赤旗終了で残念ながら乗る事ができずに次戦に持ち越しになりました。次戦のSUGOに向けて頑張ります。

今年も新型コロナ感染拡大の為に思うように行動出来ない中、応援、サポートしていただいた方々に感謝します。ありがとうございました。」


藤原 大暉

「今回からタイヤがHANKOOKになり、富士のテストから感触は良く開幕戦を迎えましたが、練習走行でマシントラブルが出てしまいじっくりテストすることが出来ませんでした。

予選はAドライバーの武夫選手が使ったタイヤをそのまま使いました。内圧、ペースをしっかりアタックの周に合わせることができましたが、最終コーナーでミスをしてしまいまとめきることが出来ませんでした。

決勝では雨の中スタートドライバーをやらせて頂きました。ペースは良かったのですが排気系にトラブルを抱えてしまいその後は苦しいレースになってしまいました。

レースも赤旗中断になってしまいましたがデータも取れたので、次戦のSUGOに活かしたいです。

応援ありがとうございました!」


普勝 崚

「初のS耐のレースということで未熟者でありましたが、武夫選手や大暉選手からアドバイスを頂き、少しずつクルマへの理解を深める事が出来ました。決勝では雨がどんどん強くなる難しいコンディションとなり、僕が交代したタイミングは雨足が最も強く、間もなくセーフティーカーが出てレースはそのまま赤旗終了となりました。不完全燃焼な週末となってしまいましたが、スタートドライバーの大輝選手の好走のおかげで3位表彰台に立つ事が出来ました。

今回チームへの貢献はわずかだったかもしれませんが、チームとしても僕個人としても大きく成長できた週末になったと思います。改めて出場の機会を下さった浅野レーシングサービス様に感謝です。応援ありがとうございました。」


藤原 正俊

「開幕戦で始めて18号車を運転させて貰う事になりました。予選はドライ、決勝はウエットと全ての条件を週末を通じて体感致しました。

決勝序盤に排気系トラブルを抱えていたので、本来の18号車のスピードポテンシャルは発揮出来ない状態でした。完走目標に切り替えたとしても、雨量の変化に対応してもっと安定的にペースを上げて走行が出来なかった事が課題となる闘いでした。武夫選手を始め名門 浅野レーシングサービス全員と一緒に戦えて思い出に残るレースになりました。応援ありがとうございました。」



チーム体制






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浅野レーシングサービスは、浅野自動車商会(茨城県・桜川市)を母体とするレーシングチームです。
これまで主に国内ツーリングカーレースを中心に活動を行っており、完全なプライベーターながら様々なレースシリーズで年間チャンピオンを獲得したほか、数多くのレースで優勝・表彰台を勝ち取って参りました。

 

その一方で、メカニック等は所属ドライバーはもちろんのこと親族も務める、家族的な側面もあります。
代表の浅野武夫はレーシングドライバーとして活躍し続けているばかりか、マシン製作・メンテナンスも担当。そのスタイルを1975年より現在に至るまで、40年以上貫いています。

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