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スーパー耐久シリーズ2022 Rd.6 岡山

ARS Staff

ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 

第6戦 スーパー耐久レース in 岡山

A DRIVER 

浅野 武夫 

B DRIVER 

藤原 大暉

C DRIVER 

石森 聖生


10/15 予選

10/15 決勝

順位

3位

3位

結果詳細

​浅野 1.45.550

藤原 1.44.014

浅野 13周

藤原 31周

石森 48周

【フリー走行・予選】

浅野は前回のもてぎ決勝の翌々日にもてぎ、さらに後日筑波サーキットでもセットアップを煮詰めて岡山入りした。木曜日の占有走行では、回頭性、トラクションともに良好なマシンにチームは手ごたえをつかんだ。

翌金曜日はタイヤライフと燃費の確認、セットアップの微調整した。また、決勝レースの戦略を念頭にタイヤや搭載燃料を変更して、さまざまなシチュエーションでのマシンの確認やドライバーの習熟を行った。

土曜日の予選は気温26度、路面温度40度。Aドライバー予選で浅野はアタック3周目に1分45秒550をマーク。アタック後半はタイヤがタレ始めたため、チームは内圧を調整した。Bドライバー藤原は赤旗中断後のアタック1周目に1分44秒014をマーク。884号車国本選手と0.344秒差のBドライバー予選3位となった。

AB合算のグリッド順位は3位ながら、Cドライバー予選では石森がUSEDタイヤで1分45秒~46秒台を出したため、チームはマシンの状態に自信を持てる結果となった。


【決勝】

レースは3時間、義務ピットイン回数は2回。前回のレースと同様に給油は容量20Lの指定給油ボトル使用。1回のピットストップでの最大給油量は60Lまで。1回のピットストップで2本以上入れる場合は、105秒のピットストップが課せられることとなる。

WedsSport GR86はボトル1本給油を2回として105秒のピットストップを使わない作戦。

2位の884号車は1分46秒台でプッシュする藤原を、17周目には9秒、23周目には15秒、28周目には20秒差と突き放していく。ST-3クラスのクラッシュとSCランを受けて藤原が石森に交代した翌33周目に86号車、34周目に884号車がピットイン。その際に石森が先行し、2位86号車と約10秒差のトップへ浮上する。

37周目にSCが解除されると、86号車山下が40周目には約8秒差、43周目には約5秒差とその差を詰めてくる。テール・トゥ・ノーズのバトルが始まった。51周目、石森は惜しくも山下選手に抜かれて2位に後退。

その後石森に交代した直後から発生していたエンジンの息つきが悪化。浅野に交代するも、浅野からも「エンジンの息つきがひどい」と無情の無線が入る。この時点で3位884号車との差は約15秒。

884号車は83周目には10秒差、85周目には6秒差、87周目には3秒差、そして88周目には1秒差となる。レースも残り5分となった90周目、浅野はバックストレートで884号車に抜かれ3位となった。

ゴールすら危ぶまれる程に息つくエンジン。浅野は回転数を気にしながら、シフトポイントや乗り方を変えつつ懸命にゴールへと運ぶ。

そして11時33分、WedsSport GR86は92周を走り2位884号車と約10秒差の3位でチェッカーを受けた。






【チーム監督コメント】

浅野 真吾

「3位を脱出したいと強い思いで挑んだ岡山大会。

予選は3番手。ただ決勝に繋がる走りが出来ました。

セットもまとまり、レース戦略も含め万全の体制で決勝を迎え、

最初のピットでFCYを上手く使いトップに上がれたものの、燃料系のトラブルで順位を落としたのは悔しい思いです。ただその中でギリギリ完走できたのは不幸中の幸いでした。

次戦鈴鹿が最終戦。いい形で終われるよう精一杯頑張ります。

ご声援ありがとうございました!」


【ドライバーコメント】

浅野 武夫

「今回のレースに向け、前戦の反省点を踏まえてセットを変えてもてぎでテスト、筑波で確認走行して車を持ち込みました。 レース前には新興工業様に出向き、社員の皆様に新型GR86を見てもらいました。社員の皆様の車作りに対する興味や熱心に見て質問する姿を頼もしく思いました。

週末は練習走行から感触が良く、順調にセットアップが進みました。予選はいまひとつ乗り切れず自分の想定タイムに届かず残念な結果でした。決勝レースはトラブルを抱えての走行となり、チェッカーまで走らせる事が出来たのが幸いです。トラブルを克服し、鈴鹿に向けベストを尽くします。応援とご支援、ありがとうございます。これからもよろしくお願いたします。」


藤原 大暉

「持ち込んだセットのバランスが今までで1番良く、とても扱いやすいセッティングでした。感触が良かったため、予選も自信を持ってアタックできましたが、小さなミスの積み重ねによりいつも通りの3番手となってしまいました。

決勝ではスタートドライバーを務め、フルプッシュをしていましたが、前半にフロントタイヤを使いすぎてしまい、後半がかなり苦しくなりました。SCが入り1番いいタイミングでピットに入ることが出来て、一時はトップを走れていましたが、マシントラブルにより3位という結果になってしまいました。とても悔しい結果ですが、今大会で18号車は更に速くなったと実感できた大会でした。次戦が最終戦となりますが今年の集大成を見せられるようにドライバーとしてやれることをしっかりやりたいと思います。今大会も応援ありがとうございました!」


石森 聖生

「持ち込みセットからUSEDタイヤでもフィーリングが良く、今シーズン1番のマシンバランスで挑んだ岡山でした。今回も2ndスティントを担当し、SCでのピットインのタイミングが良くしばらくトップを走行していましたが、途中から高回転域でエンジンが吹けないトラブルが発生。

チームと無線でやりとりして問題点を探すも、解決策に至らず不安の残るまま走行を続けました。そしてバックミラーに迫り来る山下健太選手の86号車と1コーナーからテールトウノーズが続き、そのままアトウッドまで攻防が続くも立ち上がりでまたエンジンが吹けず、ヘアピンでのブレーキング勝負。お互い一歩も引かないブレーキ勝負から横並びのままヘアピンを立ち上がるも、リボルバーでイン側を取られ抜かれてしまいました。その後タイヤの熱ダレとマシントラブルと付き合いながらも、後ろの884号車に近づかれないよう無線でタイムを確認しながら約90分を走り切りました。クールスーツもドリンクも無かったため最後の方は熱中症で身体的にも非常に辛く、無線で話すのすら大変な状況でしたが無事浅野選手にバトンを繋げられて良かったです。しかし、結果は惜しくも3位。運転時間が長かったので自分が884号車とのマージンをもう少し稼げていれば…トラブルがなければ…初の2位に入り込める希望の見えたレースだったので今シーズン1番の悔しさと、責任を感じています。

S耐デビューシーズンの2022年もついに最終戦の鈴鹿のみ。沢山の方々のご支援あってのS耐参戦。

サポートしてくださっている皆様に良い結果を届けたい。来年につながる結果を残したい。絶対に勝ちたいです。

限られた時間と資源の中でWedsSport GR86は確実に速くなってきています。最終戦を良いレースで締め括れるよう、全力全開で挑みますのでまた応援宜しくお願いいたします。ありがとうございました。」



チーム体制





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浅野レーシングサービスは、浅野自動車商会(茨城県・桜川市)を母体とするレーシングチームです。
これまで主に国内ツーリングカーレースを中心に活動を行っており、完全なプライベーターながら様々なレースシリーズで年間チャンピオンを獲得したほか、数多くのレースで優勝・表彰台を勝ち取って参りました。

 

その一方で、メカニック等は所属ドライバーはもちろんのこと親族も務める、家族的な側面もあります。
代表の浅野武夫はレーシングドライバーとして活躍し続けているばかりか、マシン製作・メンテナンスも担当。そのスタイルを1975年より現在に至るまで、40年以上貫いています。

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