第3戦 NAPAC富士24時間レース
- Asano RS Staff
- 14 分前
- 読了時間: 9分

▶No18 WedsSport GR86
A DRIVER | 三上 和美 |
B DRIVER | 浅野 武夫 |
C DRIVER | 箕輪 卓也 |
D DRIVER | 藤原 大暉 |
E DRIVER | 中島 佑弥 |


クラッシュ2回とマシントラブルにより完走ならず
第3戦結果 | ||
順位 | 6/5 予選:9位 | 6/6 7 決勝:リタイア |
結果詳細 | Aドライバー 三上 1分59秒448 Bドライバー 浅野 1分59秒398 | 三上 117周 浅野 38周 箕輪 173周 藤原 131周 中島 98周 |
【フリー走行・予選】

2026スーパー耐久シリーズの第3戦、富士24時間レースは6月5日~6月7日に開催された。台風6号の影響で水曜日のスポーツ走行枠がキャンセルとなった為、まずは木曜日午前のスポーツ走行枠で三上がエンジンのナラシを行い、その後の専有走行枠では今回スポットでEドライバーを務める中島含めて全ドライバーが5月14日に開催された合同テストで煮詰めたマシンセットアップの確認を行った。若干のセット変更を行ったマシンのフィーリングを2枠目の専有走行と夜間練習走行で全ドライバーが確認し手ごたえを得ると、金曜日午前中には定期メンテナンスとして長いレースに備えたミッション交換を行った。
午後の予選ではAドライバーの三上がアタック2周目に1分59秒448をマーク、Bドライバーの浅野もアタック1周目に1分59秒398、2周目に1分59秒525をマークしたが、ここでマシンの異常を察知、2周の確認走行後ピットインしてマシンチェックを行った。
残念ながらエンジンの油圧低下症状が発生しており、C~Eドライバー予選ではエンジン油圧を確認しつつ回転数を抑えながらの走行となった。予選後、チームはペナルティを覚悟でエンジン交換を決断、定期メンテナンスを行って翌日決勝レースに備えた。
【決勝】

今回の24時間の決勝レースは、昨年と同様に給油は容量20Lの指定給油ボトル使用となり1回のピットストップでの最大給油量は3本60Lまで、また昨年同様に110秒のピットストップが課せられることとなる。タイヤライフとピットストップ時間を勘案すると、ドライタイヤをダブルスティントとするメリットが出ないため、今回の基本戦略はボトル3本満タン給油+タイヤ4本交換を基本として、24時間を5人のドライバー計15スティントでつないでいくこととなった。
10時5分からのウオームアップ走行では浅野と三上が燃料満タンでマシンチェックを行い、マシンに問題が無いことを確認された。そして14時59分、24時間の決勝レースが始まった。今回も三上がスタートドライバーを務めた。Aドライバーの最低運転時間はレース時間の15%以上、3時間36分となる。三上は9位でスタートすると、2周目に予選後のエンジン交換によるペナルティストップ20秒を消化、10位でコース復帰してコンスタントに2分02~03秒台でラップを重ねていった。

三上は53周、1時間50分以上を走行してピットインして箕輪へと交代、タイヤ4本交換とボトル給油3本でピットアウトした。箕輪は9位でコース復帰すると、57周目には早くも2分00秒台で走行、2分00秒~02秒台で安定して走行を重ねた。93周目、60号車がエンジントラブルによりピットロード上でストップしたため8位へと浮上すると、96周目にピットインして藤原へ交代、4本交換とボトル給油3本でピットアウトした。
藤原は8位でコース復帰すると99、100周目を1分59秒台で走行、その後も2分00~01秒台で安定して速さを見せた。137周目藤原はピットインして中島へと交代、タイヤ4本交換とボトル給油3本でピットアウトした。中島は同じく8位でコース復帰すると140周目には2分00秒台をマーク、適応能力の高さを見せるが、145周目の最終コーナー、スリーワイド状態のなかで中島はST-Xクラス車両と接触、左フロントとサイドにダメージを負ってそのままピットインとなった。
メンテナンスタイムに入ったチームは損傷状態を確認するとフロントアーム交換とバンパー補修、アライメント調整を行い、燃料も満タンとして約33分のロスタイムで中島をコース復帰させた。中島は9位でコース復帰すると翌周マシンチェックの為ピットイン、マシンに問題がないことを確認するとその後は2分00秒~02秒台で安定して走行を重ねた。

188周目、中島はピットインして三上へと交代、タイヤ4本交換とボトル給油3本でピットアウトした。三上は9位でコース復帰し2分02~03秒台でラップを重ねたが、198周目、ダンロップコーナー侵入でST-5クラス車両と接触、右フロントにダメージを受けてピットインとなった。チームは損傷状態を確認するとバンパー補修、アライメント調整を行い、燃料も満タンとして約17分のロスタイムで三上をコース復帰させた。
208周目、三上は接触によるペナルティストップ60秒を消化したが、しかしトラブルは続くもので225周目、マシンの振動を感じた三上はピットイン、チームはマシンチェックと以前から指摘されていたゼッケンライト不点灯の修繕を行った。燃料も1本給油して約12分のロスタイムで三上はコース復帰、その後は2度のFCYを挟んで27周を走行して252周目にピットイン、箕輪へと交代し、タイヤ4本交換とボトル給油3本でピットアウトした。箕輪は9位でコース復帰すると2分00~02秒台で周回を重ねていった。箕輪は44周を走行、296周目にピットインして藤原へと交代、タイヤフロント2本交換とボトル給油3本でピットアウトした。

藤原はフロントタイヤ2本交換にもかかわらず2分00~02秒台で周回を重ねていったが、334周目マシンに電圧異常が発生したため緊急ピットイン、チームはオルタネーター交換と定期メンテナンスのフロントブレーキバッド交換を行い、ドライバーは藤原から中島に交代、タイヤ4本交換とボトル給油3本で約17分のロスタイムでピットアウトした。
この時点で午前4時17分、24時間レースは後半戦に突入している。レース全体の展開としては、ここまでFCYが数回出ているもののSCは出ず非常に落ち着いており、ST-4クラス各車も安定して周回を重ねていた。WedsSport GR86はここから中島→箕輪→藤原と繋いで、各トライバーは安定して2分00~02秒台のラップを刻んでいった。

午前9時頃、サーキットに雨が降り出した。雨雲レーダーで見るとさほど長くは降らない模様だが、時折雨脚が強くなり、ラップタイムも2分04~05秒台となる。燃料がほとんど無くなった482周目に藤原はピットインして浅野へと交代、路面は完全なウエットコンディションにはならないと判断した為、タイヤ交換無し、ボトル給油3本でピットアウトした。浅野は当初2分04~05秒台でラップするものの、雨がほぼ上がり徐々に路面が乾くのにあわせて、ラップタイムペースも2分01~02秒台へ向上、マシンを攻めたててコンスタントにラップを重ねる。489周目、290号車スイフトがエンジントラブルの為ストップしエンジン交換となった。
512周目に浅野は8位へと浮上するが、このころから再び雨が降り始める。徐々に雨脚が強くなり、完全なウエットコンディションとなった519周目に浅野はピットイン、箕輪へと交代しウエットタイヤ4本へ交換とボトル給油3本でピットアウトした。箕輪は8位でコース復帰するとウエットコンディションを2分07~09秒台で走行を重ねた。

しかし529周目、箕輪から「エンジン吹けない」と無線が入る。箕輪は緊急ピットイン、チームはマシンの状態を確認し、燃圧・インマニ圧力センサーとふたたびドライタイヤへの交換を行って約28分のロスタイムで箕輪をコース復帰させた。マシンにはマフラーの破損もあったが、修理不能であった為、箕輪はペースを落としそのまま走行を重ねた。
しかし557周目、マフラー破損に伴う熱害で燃料系に損傷を受けたマシンは2コーナー先で出火、リペアエリアへと運ばれてしまった。チームによってマシンはリペアエリアでエンジンがかかる状態まで修復されたものの、大会技術委員の承認を得てレース復帰するまでの修復は困難であった為、残念ながらWedsSport GR86はTOTAL557周を走破したものの、24時間レースのチェッカーを受ける事はかなわなかった。

チーム監督コメント
浅野 真吾

「浅野武夫にとって最後の24時間。
トラブル、ミスなく完走を目標にしていましたが残念な結果でした。
とはいえまだシーズン中盤。前を向いてしっかりシリーズを走り切りたいと思います。
皆様の応援ありがとうございました。」
ドライバーコメント
三上 和美

「結果は残念ながらリタイアという形になってしまいましたが、今回の24時間レースは台風の影響もあり、チームにとって非常に厳しくタイトな週末となりました。そのような状況の中でも、メカニックやスタッフの皆さんが常に全力で車両と向き合い、一つひとつの課題に対応してくださいました。心より感謝しております。
私自身も今回の24時間レースを通じて、多くの経験と学びを得ることができました。心を込めてマシンを作り上げてくださった武夫さんをはじめ、チームの皆さんのお力添えがあったからこそ戦うことができたと思っています。
また、チームメイトの皆も常に真剣に向き合い、少しでも私が成長できるようアドバイスを送ってくれました。この素晴らしいメンバーと共にレースへ挑戦できること、そしてこの環境で走らせていただけることを改めて幸せに感じています。
次戦のSUGOラウンドまであまり時間はありませんが、今回得た経験を無駄にすることなく、さらにトレーニングを重ねて準備を進めてまいります。応援してくださるスポンサーの皆様、ファンの皆様、チームの皆さん、そして自分自身に恥じない走りができるよう、全力を尽くして挑みたいと思います。」
【チームよりお知らせ】
スーパー耐久レースレポートが、Aドライバー三上和美の執筆によって
モータースポーツ情報サイト&Raceコラム - &Race (andrace.jp)に掲載されております。
ぜひご覧ください!
浅野 武夫

「今回はなかなか難しいレースでした。スタートから三上さんがすごく良い走りをしてくれていただけに、その流れを結果に繋げられなかったのが本当に残念です。夜中の接触や細かなトラブルもあり、悔しいレースになりました。
次戦では上位入賞したいです。応援よろしくお願いします。」
箕輪 卓也

「24時間という長丁場のレースでしたが、結果はリタイアとなり最終スティントの武夫さんまでバトンを繋げず非常に悔しい結果でした。関係者や応援してくださる皆様にも非常に申し訳ない結果となってしまいました。
私自身は第3戦目となり、武夫さんのセットアップのお陰でよりマシンへの理解度が増してきており、マシンは仕上がってきています。また、毎戦チームのハードワークにも非常に助けられています。今回の結果を糧により気を引き締めて、チーム一丸となって次戦も全力を尽くしてまいります。
応援ありがとうございました。」
藤原 大暉

「S耐恒例の24時間レースでしたが、今年は本当に悔しい結果となってしまいました。練習からマシンバランスも良く、ラップペースも期待出来ました。決勝も途中までは問題なく走行できていましたが接触やトラブルに見舞われてしまいました。それでもチーム全員で懸命にバトンを繋げてゴールを目指しましたが、残念ながらチェッカーを受けることは出来ずにリタイアとなりました。次戦からシリーズ後半に入っていきますが、再度気を引き締めて良い流れを作れるように積極的にチャレンジしていきます。引き続き応援よろしくお願い致します。」
中島 祐弥

「今回久々にチームに合流させていただきありがとうございました。マシンも2021年に乗せて頂いた時よりかなり進化していて、戦闘力の進化を感じました。また、チームメイトも情熱やスピードもあり、とても刺激を受ける環境でレースをさせて頂きました。しかし、ナイトセッションで、他クラスとの接触をしてしまいレースを壊してしまい、チームや応援していただいている皆様に大変申し訳なく思っております。その後もトラブルなど続きましたが、上手く纏まれば上位陣とも戦えるポテンシャルがあるのを感じましたので、次戦のレース期待しています。
応援ありがとうございました。」
レース参戦体制





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